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『杏壇』-kyodan-

『杏壇』の菊地基之がお送りするブログです。塾や家庭教師の話題を中心に、教育の話を書き綴りたいと思います。
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「知っている」、「できる」、「理解している」
最近、
一見すると似ているようなこの違いについて考えることが多い。
「知っている」「できる」「理解している」
特に小学生を教えていると、
この違いを把握しながら教えるべきだと感じている。

社会の「刀狩り」で例を挙げてみよう。

レベル 崔里辰討い襦廖帖珍択問題で正解できるレベル
豊臣秀吉の行った政策の一つで、
農民から武器を取り上げた政策を何というか??
1.一向一揆 2.刀狩り 3.慶安の御触書 4.御成敗式目

答え、2

【特徴】
・名前や内容は軽く知っている。
・口では言えるけど、漢字でだと書けないかもしれない。
・詳しい内容までは知らない。
・4択問題ぐらいからだと、何となく選べる。

レベル◆屬任る」……一問一答で正解できるレベル
「諸国の百姓たちが、刀・脇差・弓・やり・鉄砲そのほかに
武器を所持することを固く禁止する」
という豊臣秀吉の行った政策を何というか??

答え 刀狩り

【特徴】
・名前は知っている。漢字でもほとんど書ける。
・内容も詳しくは分からないけど、重要な言葉は何となく分かる。
・内容や名前を聞かれたりするのはできるけど、
 計算するのはできなかったりする。

レベル「理解している」……自由記述問題で正解できるレベル
豊臣秀吉の行った刀狩りの目的と、
それによって社会はどのように変わったのか??簡潔に書きなさい。

答え 一揆をなくす目的で作られ、それによって身分制度が確立した。

【特徴】
・名前も知っている。もちろん漢字でも書ける。
・内容を理解している。
・歴史ならその時代のこと、理科なら実験の意義など、背景となることを理解している。
・「なぜ??」ということに的確に答えられる。


「でぎる」というのと「理解している」というのは違う。
二つとも問題ができて正解というのは共通だが、
中身は全く違う。
その違いに気付かないと、後日大変なことになる。

中学生の親で、
「小学校の低学年のときはできたのですが・・・」
と言う親はすごく多い。
小学校の文章問題というのは、
たいてい2つの数字しか書かれていない。
それを足し算、引き算、かけ算、割り算をすれば、
問題に合っている答えが出る場合が多い。
だから数字が2つ出ると、
足し算、引き算、かけ算、割り算と数字を逆にした割り算の
5つを答えを出して、問題文に合っている答えを
その5つから選ぶ家庭教師の生徒がかつていたぐらいだ。
まさしく、その生徒は「できる」生徒であって、
「理解している」生徒ではなかった。
それを勘違いしていることが結構多い。

あなたの子供は「できる」子供ですか??「理解している」子供ですか??
あなたの生徒は「できる」生徒ですか??「理解している」生徒ですか??





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